ランニングをするには暑い季節になりました。しかし、ここで中断してしまっては今まで積み上げたものが崩れてしまい、また1からのスタートになってしまいます。少しずつでも継続することが重要です。
ランニング初心者の方がよく行うジョギング。ゆっくり走って土台となる筋力、体力を作るとても地味ですが重要な練習です。まずはしっかりと土台をつくる。
これに慣れてきたら次に行うトレーニングは少し速いペースでダッシュを入れてみます。これを「流し」と言ったりもします。
これはなぜ必要か?ジョギング(ジョグ)ではゆっくり動く遅筋と呼ばれる筋肉を主に動かしますが、流しでは速筋と呼ばれる速く動く時に使う筋肉を使います。速筋はジョギングでは使われません。これからスピードを上げて走ってみたいというランナーさんは、7〜8割のダッシュで50mくらいから始めてみると良いでしょう。最初はゆっくり、徐々に上げていき7〜8割になったら少しずつ落としていく。
この練習のメリットは、体を大きく動かすことでストライド(歩幅)も伸びて普段使わない筋肉や関節を動かすことになります。この練習を続けることにより、無理なく体を動かしてスピードを上げることが出来てくるでしょう。
もう1つは心肺機能の強化です。ジョギングに慣れてしまうと息も上がらなくなってきます。流しをすることで心肺へ負荷を与えていき、通常のランニングのレベルアップに繋がるはずです。またジョギングのペースを上げるのも1つの方法です。
電柱から電柱まで。あの交差点まで。と目印を決めて行うのも良いでしょう。急に全力で走るのは怪我の元になるので、少しずつ流しのペースを上げてみて下さい。
敬遠されがちなスピード練習ですが、これなら気軽に始めれるはずです。1つ上のレベルを目指してやってみましょう!